地域力は空き家を減らす?!


近頃よく聞く【空き家】というワード

そもそも、

なぜ空き家が増加しているのか。

空き家が増加する理由は多岐にわたりますが、いくつかの主な要因を挙げてみましょう。

1.都市部の過密と地方への人口流出

 都心では住宅価格が高騰で地方への人口流失が進むことがあります。その一方地方では住宅需要の低下で空き家が増加

2.相続問題

 相続人がその管理や維持することが難しくなり、空き家になるケースや相続人の間での意見不一致や相続税が影響して空き家になることも

3.建物老朽化

  住宅が老朽化して修繕が必要な状態になると、所有者がその負担を避けるために空き家となることがあります。また投資物件の場合には修繕が難しく、投資が見合わないなどを理由に、所有者は建物を放置することが選択されることもあります。

4.不動産バブルの崩壊

 人口急増期に開発された大型宅地や団地では急速な高齢化が進んでいます。その中でも若年層が減少する地域では、新たな住宅需要が十分に生まれず、結果として空き家が増えることがあります。

不動産はその時代、周辺住民のニーズを先取りする、あるいはニーズに合わせて造られます。

しかし、そのニーズは近視眼的で、20年後はそうなのかということまで考えきれていないのが現実です。

10年後、20年後も必ずニーズに合っているということはほぼ難しいことではありますが、将来のニーズを含めて検討することはこれからの空き家対策には必要な考えです。

そして、特に建物はその時代の流行りが反映されます。

ですが新しい家を建てるのに10年、20年先の時代に合った。。なんて考える人はほぼゼロですよね。

じゃあ、そうなった時にどうしたら空き家の増加を抑えることができるのか。

それは【地域力】ではないかと感じます。今まで数多くの不動産を見てきた中で多少利便性が低くても、学校までが少し遠くても近隣の環境がすごく良い地域には人が根付きます。

地域の力が強ければ、まちが育てといわれるくらい子供達は健やかに育つ場合もあります。

では、それぞれのできる空き家対策とはなんだろうと考えたときに

もちろん、建物のメンテナンスも重要ではありますが、近隣との関係・不動産に関する情報を家族で共有し、所有物件の住環境に目を向けることも空き家対策の一つに繋がるのかもしれません。